beacon

裏を突かれて反省のV・W・際「自分の中でバタついてしまった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[3.25 国際親善試合 U-23日本代表 2-1 U-23メキシコ代表]

 デビュー戦は決して満足のいくものではなかった。U-23日本代表に初招集されたDFファン・ウェルメスケルケン・際(ドルトレヒト)は右SBのポジションで先発出場を果たした。しかし、対面するMFカルロス・シスネロスの対応で後手に回り、自サイドを突破される場面を作られてしまう。

「序盤は自分のサイドからやられてしまった。相手チームのサイドハーフが思った以上に速かったことと、腕の使い方だったり技術の違いがあって、15分くらいは自分の中でバタついてしまった」。失点にこそつながらなかったものの、裏のスペースを幾度となく突かれたことは、自身も語るように「反省点」だろう。

 手倉森誠監督も「前に行くスピードは申し分ないし、もう少し欲張ってえぐるところまで行けるだろうと感じる。ただ、前に行く推進力がある分、後ろを取られたときのスピードが上がらないのが課題」と指摘。しかし一方で、「あれで相手の背後を突けるし、一気にチャンスを作れる」とロングスローという武器には魅力を感じているようだ。

 海外でプレーする際にとって、国内合宿に参加することは難しく、リオ五輪本大会まで残されている時間は多いと言えない。「今日出た課題をしっかり修正できるように、持ち帰ってやりたい」。DF松原健(新潟)、DF室屋成(FC東京)と負傷者が続出する右SBのポジション争いに生き残るためにも、さらなる成長を誓う。

●リオデジャネイロ五輪特集

TOP