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ブラジル留学時代の同僚との対戦に酒井宏「ブルガリアに帰化していてビックリした」

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[6.3 キリン杯準決勝 日本7-2ブルガリア 豊田ス]

 後半12分のFW宇佐美貴史のゴールをアシストする右クロスを上げるなど、右サイドバックでフル出場して存在感を見せたDF酒井宏樹(ハノーファー)は「日本代表はうまいから、走ればパスが出てくる。今日は(柏木)陽介くんたちがよく見てくれていた」とパサーに感謝した。

「攻撃陣が頑張って6点取ったので、DF陣としては無失点で抑えなければいけなかった」と、6-0としたあとの2失点に反省の弁も口をついたが、全体としては「アジア予選の相手とは違ってブルガリアはうまい。大差がついたけど、決して弱い相手ではなかった。良い勉強になった」とポジティブに捉えた。

 試合で楽しかったのは、柏所属時の09年、ブラジルのサンパウロ州選手権1部モジミリンに留学し、20歳以下のチームで5か月間プレーした際、トップチームにいたFWマルセロ・ナシメントダコスタがブルガリア代表としてプレーしていたことだ。マルセロのポジションは左サイドハーフ。マッチアップの場面は多かった。

「8年ぶりくらいに会って、超うれしかった。ブラジルではすごくやさしくしてくれた選手なので。ブルガリアに帰化していてビックリしたけど、すごく良い選手になっていて、戦えて楽しかった」

 次は決勝戦。懐かしい選手との再会にも気をよくした酒井宏は「ボスニア・ヘルツェゴビナも良い相手だと思うので、対戦を楽しみたい」とさらに意気込んでいた。

(取材・文 矢内由美子)

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