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リオ五輪代表が始動…OA合流に手倉森監督「兄貴たち3人が加わった」

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 リオデジャネイロ五輪代表は19日、ブラジル出発前、国内最後となるトレーニングを千葉県内で開始した。この日は海外組のFW久保裕也(ヤングボーイズ)とMF南野拓実(ザルツブルク)、アーセナルとの契約のために渡英したFW浅野拓磨、翌日にJ2リーグの試合を控えるMF矢島慎也(岡山)に加え、37度8分の熱を出したMF井手口陽介(G大阪)以外の13選手がグラウンドに姿を現した。

 オーバーエイジのFW興梠慎三(浦和)、DF藤春廣輝(G大阪)、DF塩谷司(広島)が初合流したものの、この日黄熱病の注射を打ったMF中島翔哉(FC東京)、DF室屋成(FC東京)、DF岩波拓也(神戸)はストレッチを行うにとどめて練習を切り上げた。

 その他の10選手はGK櫛引政敏(鹿島)、GK中村航輔(柏)のGK陣も加えてランニング、ストレッチを行うと、その後はボールを使ったトレーニングに移行して、約1時間汗を流した。

「いよいよ始まったなという感じです」と話した手倉森誠監督は、オーバーエイジの3選手が合流したことに「兄貴たち3人が加わり、いよいよ五輪チームとして、この集団の戦いが始まります」と表情を引き締めた。

 今後はオーバーエイジとU-23世代の選手の融合が一つのテーマとなっていくが、「一番大事なのはコンディションの見極め」と指揮官は強調。オーバーエイジとの融合も「コンディションが整えば、融合のスピードは早まるだろうと思っている」と話した。

 なお、矢島はJ2リーグ戦出場後の7月21日に合流してチームは日本を出発。その後、経由地のロンドンで浅野と南野が合流する予定。なお、久保は7月26日に行われるUEFAチャンピオンズリーグ予選3回戦第1戦後に合流予定となっている。

(取材・文 折戸岳彦)

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