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「日本にいるときから高ぶっていた」 五輪初戦でゴール奪取狙うFW興梠

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 翌4日、いよいよ五輪初戦ナイジェリア戦を迎える。リオデジャネイロ五輪日本代表FW興梠慎三は、チームを勝利に導くためのゴール奪取を誓った。

 手倉森誠監督は初戦のナイジェリア戦で4-3-3を採用することを示唆しており、興梠は3トップの中央に入ることが予想される。練習試合のCSセルジッペ戦、国際親善試合の五輪ブラジル代表戦とは異なるシステムを採用することになるため、興梠は意識することが違うと語った。

「問題になるのは攻撃のとき、3トップのサイドが開き過ぎて自分が孤立する形にはなりたくない。うまく距離感をコンパクトにして、良い攻撃ができればいい」

 手倉森監督が「耐えて勝つ」と話しているように、興梠自身も「守備に回る時間が多いかもしれない」とまずは先制点を許さないことに重きを置く。しかし、FWである以上、「少ないチャンスかもしれないけど、そこを決め切るのが一番大事。1、2本の決定機を確実に決めたい」と限られた好機の中でゴール奪取を誓う。

 オーバーエイジとして、チーム最年長として迎える五輪本大会。気持ちも高ぶってきているようだが、「まあ、僕は日本にいるときから結構高ぶっていたので」と笑いながらも、「いよいよ明日という感じはある」と表情を引き締めた。

(取材・文 折戸岳彦)

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