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“本当に申し訳ない”から前を向く DF塩谷「引きずっても仕方ない」

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 オーバーエイジとしてリオデジャネイロ五輪日本代表に選出されたDF塩谷司(広島)。待ち望んでいた初戦ナイジェリア戦だったが、まさかの結果が待っていた。

 CBの一角として出場した塩谷だったが、前半6分にはゴール前でFWサディク・ウマルのマークを外して先制点を叩き込まれる。さらに同43分にはウマルの個人技に翻ろうされて3失点目のきっかけを作られ、後半6分にはPA内でファウルを冒してPKを献上した。

 4-5の黒星。守備崩壊の要因になってしまい、試合後には「本当に申し訳ないと思っている」と声を落とした。

 ナイジェリア戦から一夜明け、軽めの調整を行って取材に応じた際も「5失点という結果に本当に責任を感じる」と悔しさを滲ませながらも、「でもすぐに試合があるので、ひきずっても仕方ない。修正する部分はしっかり修正して次の試合に臨みたい」と気持ちを切り替えようとしていた。

 ナイジェリアが5点を奪って相手守備が緩んだ部分はあったものの、攻撃陣は4得点と結果を残した。「次も攻撃陣が絶対に点を取ってくれると信じ、後ろはしっかりとゼロに抑えたい。本当に勝つしかないので、勝利に向かって戦いたい」と前を向いた。

(取材・文 折戸岳彦)

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