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ハリルJがメルボルンで初練習、日本から-10度の寒さも本田「モスクワに4年間いたから」

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日本代表がメルボルン入りし、現地で初練習を行う

 11日のW杯アジア最終予選でオーストラリア代表と対戦する日本代表は8日午前、チャーター機でオーストラリア・メルボルンに到着し、同日夕、現地で初練習を行った。左足首のFW岡崎慎司(レスター・シティ)は前日10日に続いて別メニューで調整。6日のイラク戦(2-1)に先発したメンバーはフットバレーで汗を流すなど、リラクゼーションを兼ねた軽めのメニューとなった。

 オーストラリア戦が出場停止のDF酒井宏樹、10日の練習中に頭部を強打したDF長友佑都がチームを離脱し、23人でメルボルン入りしたハリルジャパン。現地時間午後5時の練習開始時点で気温は約15度と、日本からは10度ほど気温が下がり、肌寒い天候の下で再始動した。練習が終わるころにはさらに気温も下がり、選手からは口々に「寒いね」という言葉が漏れるほどだった。

 そんな中、練習後のミックスゾーンに半袖姿で現れたFW本田圭佑(ミラン)は「ビックリ。こんなに寒いとは思わなかった」と驚きながらも、「モスクワに4年間いたから。もともと寒いのは嫌いじゃない。こういう中でやるほうが動けるので」と穏やかな笑みを浮かべた。

 後半アディショナルタイムの劇的ゴールでイラクを下し、その勢いに乗って敵地に乗り込んできた。「イラク戦に勝ててよかったけど、その勝利もオーストラリアに勝つか負けるか、あるいは引き分けるかによって大きく変わる」と指摘。グループ最大のライバルとの大一番を「ここにかける思いは選手もスタッフもある。ある意味、決勝ぐらいの気持ちで戦わないといけない」と決意を口にした。

(取材・文 西山紘平)

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