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原口の高速クロスに飛び込むも届かず…浅野「決めないといけなかった」

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後半40分、原口のクロスに飛び込んだFW浅野拓磨だが、わずかに届かなかった

[10.11 W杯アジア最終予選 日本1-1オーストラリア メルボルン]

 投入直後から積極的に裏を狙った。1-1の後半39分、FW浅野拓磨(シュツットガルト)がFW本田圭佑に代わって1トップに入る。直後にオフサイドを取られたシーンではベンチ前でハリルホジッチ監督も激高。副審に詰め寄って猛抗議した。

 オーストラリアにボールを支配され、押し込まれる苦しい展開。カウンターしかチャンスがないことは分かっていた。そして、その場面は確かに訪れた。後半40分、左サイドを突破したFW原口元気がゴール前にグラウンダーのクロス。猛然と走り込む浅野だったが、わずかに届かず、ボールは逆サイドへと流れていった。

「決めないといけなかった。自分のタイミングより一個早くて、パススピードも速かったので、少し遅れてしまった。タイミングが悪かったとは思わない。ボールに合わせるぐらいの余裕を持てなかった。もう少し早く入るか、構えて待っていられるぐらいの入り方をしないといけない」

 千載一遇の好機を逃し、1-1の引き分けに終わったアウェーの大一番。勝ち点1は最低限の結果とはいえ、限られた時間でも結果を残したかった浅野にとっては悔やまれるワンプレーだった。

(取材・文 西山紘平)

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