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魅惑のドリブラーMF椿直起、高温多湿なインドの戦い想定「いい練習になった」

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練習後、取材陣に対応したMF椿直起(横浜FMユース)

 気持ちは高ぶっている。第1戦ホンジュラス戦、第2戦フランス戦が行われるインド・グワハティーで調整後、取材陣に対応したMF椿直起(横浜FMユース)は「インドに来てからコンディションはいい。あとは連係を深めるだけです」と意気込みを語った。

 日が落ちた現地時間18時半開始の練習でも30度近く、じめじめとした高温多湿の気候。動かずとも汗が滴る蒸し暑さのなかで、サーキットトレーニングで負荷をかけた後にハーフコートで11対11を行い、身体を追い込んだ。

「サーキットをやったあとは足が重くてなかなか進まなかったけど、インドの試合はこういう状況になると思うのでいい練習になった」。キックオフ時間はホンジュラス戦が20時(日本時間23時半)、フランス戦は17時(20時半)。試合へのイメージを膨らませる椿は「幸い大丈夫だったけど(足が)つりそうになった。水分補給とかが大事になってくるのかな」と、この環境での戦い方をシミュレーションできたようだ。

 世代屈指のドリブラー。森山監督からも「単独でドリブルで縦に突破したり中に入っていったりする力がある」と、推進力を高く評価されている。W杯前最後の実戦となった1日の練習試合では左右サイドハーフで出場し、大学生を相手に鋭いドリブルで両サイドを切り裂いた。自慢の武器を炸裂させたが、「練習試合はボールに絡む回数が限られた。自分の良さは全然出せていない」とあえて厳しい言葉を自身に向け、「オフの動きとか、試合で出た課題をここでの練習で克服できたら」とさらなるレベルアップを誓った。

(取材・文 佐藤亜希子)

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