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車屋、代表デビューなるか…海外組の質の高さ実感も「言い訳にはならない」

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ランニングするDF車屋紳太郎

 代表デビューの準備はできている。日本代表のハリルホジッチ監督が「今まで出ていない選手をトライしようと思っている」と明言した10日のハイチ戦(日産ス)。A代表初選出のDF車屋紳太郎(川崎F)は「出番があれば、自分のプレーを出したい。明日の試合しか代表として活動できる時間はない。チャンスが与えられれば、しっかりプレーしたい」と決意を述べた。

 昨年3月の日本代表候補合宿にも招集されていたが、海外組を含めたフルメンバーの合宿は初めて。練習では「テンポが速いし、一人ひとりが全然ミスをしない。タッチ制限のある練習が多くて、最初は難しかった」と率直に感じていた。普段、練習している川崎Fと比べても「縦に付けるパス、球離れは代表のほうが速いと感じた」というが、「しっかりやっていければ慣れていくものだと思う。チームに戻ってもそのイメージでやれれば」と大きな刺激を受けた。

 ベンチ入りした6日のニュージーランド戦(2-1)を振り返り、「テレビで見るのとピッチレベルで見るのとでは全然違うなと思った。大迫選手も久保選手もおさめるのがうまいなと思ったし、ピッチが濡れている状態でもみんな全然ミスしなかった。ファーストタッチのレベルが高いなと思った」と、あらためて海外組のクオリティーの高さも実感した。

 海外組について「プレーの速さ、ダイナミクスさを感じた」としながらも、「山口選手とか井手口選手とか、Jリーグで出ている選手もボランチで普通にやれている。言い訳にはならないと思う」と力説。今後は11月の欧州遠征のほか、国内組は12月にE-1選手権もあるが、「海外組を含めてのチームだと思うし、そこでどれだけフィットできるかも大事。12月もあるけど、この1試合に集中して臨みたい」と、“背水”の思いでハイチ戦に挑む。

(取材・文 西山紘平)

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