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なでしこが田中美南の2戦連発弾で中国撃破!第3戦は北朝鮮との“優勝決定戦”に

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なでしこジャパンはFW田中美南の2戦連発弾を守り抜いて2連勝を飾った

[12.11 E-1選手権女子 日本1-0中国 千葉市蘇我球技場]

 E-1選手権は11日、女子の第2戦を行い、日本女子代表(なでしこジャパン)は中国女子代表に で勝利し、2連勝を飾った。15日の第3戦でなでしこは、同じく2連勝の北朝鮮女子代表と、優勝をかけた一番を戦うことになった。

 なでしこジャパンのシステムは4-1-4-1。DFラインは8日の韓国戦から変更はなく、GK池田咲紀子、DFは右からDF大矢歩、DF三宅史織、DF万屋美穂。中盤の底をMF隅田凜が担当。

 2列目は右MFを中里優、左にMF中島依美、真ん中にMF猶本光とMF阪口夢穂を配置。1トップはFW田中美南。韓国戦の先発から4人を変更。DF宇津木瑠美、FW櫨まどか、FW岩渕真奈がベンチからのスタートになり、MF長谷川唯は怪我のため離脱した。

 前半3分の阪口のミドルで決定機を作るなど、なでしこはボールを保持しながら試合を優位に進める。すると同20分、中島のスルーパスに田中が斜めに走り込む形で反応。2試合連続となる先制点を左足で奪った。

 守っても中国にカウンターを受ける場面はあったが、若いDF陣が体を張って対応。シュートを打たれても枠に飛ばさせない。前半39分にはGK池田の好セーブもあり、前半を無失点で折り返した。

 後半からなでしこは猶本を下げて岩渕を投入。田中との2トップにして追加点を目指す。しかし試合はこう着。時間だけが淡々と過ぎていく。後半19分には2枚目の選手交代。中里に代えてFW籾木結花を投入。攻撃意識を高めていく。終盤は守りも固めに入ったなでしこ。後半33分には万屋に代えて宇津木を投入。宇津木はそのまま左SBの位置に入った。

 最終盤には岩渕が立て続けにゴール前でチャンスを迎えるが、同44分の阪口のスルーパスに反応した右足シュートを枠右に外してしまうなど、決定力を欠く。しかしなでしこはアディショナルタイム表示3分もリードを守り抜き、1-0で2連勝を飾った。

(取材・文 児玉幸洋)
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