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右サイドの槍!! U-21代表DF藤谷壮、「あの頃の気持ちを忘れない」で成長誓う

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U-21日本代表DF藤谷壮(神戸)

 右サイドを疾走。クロスを供給して好機を生み出せば、フィジカルの強さを発揮して相手の突破を阻む。U-21日本代表DF藤谷壮(神戸)は攻守に存在感を発揮する。

 昨季はU-20W杯に出場して身体能力の高さを示すと、所属する神戸では中盤戦以降にレギュラーポジションを奪取して出場機会を増やし、プロ2年目で16試合出場を果たした。試合に絡む回数が増えたことで課題も見つかったが、「守備のクロスの対応は自分のところからやられたし、アタッキングエリアでの仕掛けが少なくなった。試合に出始めた、あの頃の気持ちを忘れないようにしたい」と自身を見つめ直し、成長の糧にしていこうとしている。

 シーズンオフを終え、今月2日にはU-21代表が始動。「体を休めてというところのスタートだったので、少し難しいコンディションからのスタートだった」ものの、1週間が過ぎて「試合ができるレベルに上がっている」とコンディション面での問題はない。

 翌10日にAFC U-23選手権の初戦パレスチナ戦を迎えるU-21代表は前日練習を行うと、ゲーム形式の練習で藤谷は3-4-2-1の右アウトサイドのポジションに入り、「僕の特長はスピードなので、1対1になったら仕掛けるところが求められている」と語るスピード感あふれるプレーを披露。初戦に向けては、「全員が求められているけど、『ボールをつなぐこと』『球際の部分』を意識して戦いたい」と意気込みを示した。

(取材・文 折戸岳彦)
●AFC U-23選手権2018特集ページ

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