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97年&98年生まれで編成されたU-21代表…01年生まれFW久保建英の招集は見送り

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2001年生まれのFC東京FW久保建英

 パラグアイ遠征を行うU-21日本代表メンバーが13日に発表されたが、今回のメンバーは「97年生まれ」と「98年生まれ」に限定された。

 会見に出席した森保一監督は「視察の段階ではU-21代表に入れるすべての選手、できるだけ多くの選手、試合を見てきた」と強調しつつも、「チーム編成にあたっては1997年生まれ、98年生まれの選手で今回は編成させて頂いた」と説明。このため、昨年5月に韓国で行われたU-20W杯メンバーで97年生まれのDF中山雄太(柏)、MF坂井大将(新潟)、98年生まれのDF杉岡大暉(湘南)、MF市丸瑞希(G大阪)が招集される一方で、同じくU-20W杯に出場した2001年生まれのFW久保建英(FC東京)は招集を見送られている。

 現時点では「東京五輪に向けて代表でプレーしてもらえる選手をできるだけ多く把握したい」との意図もあり、上記のU-20W杯メンバー4選手以外にJリーガーではDF椎橋慧也(仙台)を初招集。そして、海外組のGK山口瑠伊(エストレマドゥーラUD/スペイン)、MF伊藤達哉(ハンブルガーSV/ドイツ)、大学生のDFアピアタウィア久(流通経済大)が初めて森保ジャパンに名を連ねている。

「まだ広く見て、少しでも選手の発掘をしていき、招集させてもらえる選手がレベルアップできる経験をしてもらい、東京五輪本大会が近付いたとき、広く見たことが大きな成果として現れるような土台作りを今している」

 遠征期間中には中1日でチリ、ベネズエラ、パラグアイのU-21代表チームと対戦。「チームとして、選手の個のレベルとしてもレベルアップできるように良い経験ができればと思っている」とタイトなスケジュールの中で貴重な経験を積み、チームの底上げを図る。

(取材・文 折戸岳彦)

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