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メキシコでの挑戦を楽しむ本田「これだけ頭のイカれた選手はいない」

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FW本田圭佑はパチューカでの好調ぶりを代表にどうつなげるか

 メキシコでの新たな挑戦を楽しんでいる。昨夏、ミランからパチューカに移籍した日本代表FW本田圭佑。今年に入ってからはメキシコ後期リーグ全12試合に先発し、4ゴール6アシストを記録しているが、決して満足はしていない。

「毎試合得点に絡むとか、そこのアイデアは欠かさないようにしている。簡単ではないですよ。実際、思ったよりは点を取れてない。でも苦労しながらも、手応えの頻度は高まってきている」

 メキシコに渡り、トレーニング方法を見直したことで体重も落ちた。「体重を落としたわけではなく、トレーニングの仕方を変えたら必然的に落ちた」。常に変化を求め、新しいことに挑戦する。そんな31歳の自分に対し、「晩年の選手で、これだけ『個』に集中し始めているという頭のイカれた選手は今までもいない。日本だけでなく、世界的にもいないと思う」と冗談めかして言った。

「本来であれば、ボランチでさばく、ピルロみたいな選手を目指すのだろうけど、常に真逆をいってきた。その意味で後悔はない。面白い挑戦をしてきたと思っているし、もっと面白い挑戦をしたいと思っている」

 自分の哲学を貫いてきたキャリアの集大成とも位置付けるロシアW杯。「この日本代表に欠けているものを補える付加価値とは何かを自問自答して、その結果、今、パチューカでは自分の強みにフォーカスしてやっている」。最後に勝敗を分けるのは『個』の力。それは過去2度のW杯を経て本田がたどり着いた結論でもある。

(取材・文 西山紘平)

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