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「中島は一つの発見」とハリル、W杯メンバー選考は「デリケートな判断」

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選手に指示を出すバヒド・ハリルホジッチ監督

[3.27 キリンチャレンジ杯 日本1-2ウクライナ リエージュ]

 敗戦にも悲観しなかった。日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督は「もちろん敗戦で喜ぶことはできない」と前置きしたうえで、「しかし、前の試合(マリ戦)よりも良かったと思う。悪くないものもたくさん見られた」とポジティブに振り返った。

 その中でも名前を挙げて評価したのが、A代表初招集のFW中島翔哉(ポルティモネンセ)だ。「例えば中島は一つの発見だった」。A代表デビューとなった23日のマリ戦(1-1)では後半アディショナルタイムに貴重な同点ゴール。この日も後半34分からピッチに入ると、10分余りのプレータイムで何度もチャンスに絡んだ。

 W杯本大会メンバー23人入りへ大きくアピールし、指揮官も「多くの人にとってサプライズだったかもしれないが、長い間、我々は(中島を)追跡していた。2試合とも交代で入ったが、満足いく姿を見せてくれた」と称賛を惜しまなかった。

 今後は5月中旬に壮行試合となるガーナ戦(5月30日、日産ス)に向けたメンバー28人程度を発表。ハリルホジッチ監督はガーナ戦翌日の5月31日にW杯メンバー23人を発表する意向を示している。

 選手選考がいよいよ大詰めを迎える中、ハリルホジッチ監督は「現時点で言えるのは最終リストの作成は大変な作業だということ。しっかり熟考して、作成していきたいと思う」と言及。「(選手の)選択のところで、非常にデリケートな判断を下していかないといけない。まだ23人は決定されていない。いろいろ自問しながら進めていきたい」と述べた。

(取材・文 西山紘平)

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