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失望で疲弊するハリル、海外紙に心境語る「組織化された日本でこんなことが…」

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日本代表前監督のバヒド・ハリルホジッチ氏が心境を語った

 9日に契約解除が発表された日本代表前監督のバヒド・ハリルホジッチ氏が、クロアチア『スポルツケ・ノボスティ』に対して現在の心境を語っている。

 同紙によるとハリルホジッチ氏はここ最近、電話のコールに反応することがなかったが、13日に「失望を隠せない疲れた声」で取材に応じたという。

「あまり話したくはない。私は数日間東京に行き、身の回りの物事を解決した後、心の中で思っていることを話したい」。ハリルホジッチ氏はこのように前置きしつつ、いくつかの質問に答えている。

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長は会見で「マリ戦、ウクライナ戦、その期間とそのあとで選手との信頼関係が多少薄れてきた」ことを解任理由の1つとして挙げていた。

 ハリルホジッチ氏はこの点について「私には分からない。選手たちが不満を抱いているとは感じなかった」とし、「時が来たら詳しく説明する」と言うにとどめている。

 自身がW杯直前に解任されたのは今回で2度目。南アフリカW杯を控えた2010年2月、アフリカネイションズカップ準々決勝敗退の責任を取る形で、コートジボワール代表監督の任を解かれている。

 しかし、ハリルホジッチ氏はこの2つを比べることはできないと主張。コートジボワールでは「大統領による政治的な決定」だったため、「理解するのは簡単だった」と話す一方、「きちんと組織化された日本のような国で、こういったことが起こるのはとてもショックだ」と口にした。

「今は休みたい」。立ち直るにはまだ時間を要する様子のハリルホジッチ氏は、今後に関して「オファーはもちろんある」と明かしたが、「現時点で新しい仕事については考えていない。十分に休息し、それから考えるつもりだ」と明確には示さなかった。

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