beacon

“マナドーナ”“クミーニョ”解説も大興奮!なでしこゴラッソ連発で決勝へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

FW岩渕真奈のゴールなどでなでしこジャパンが中国に快勝した

[4.17 女子アジア杯準決勝 日本3-1中国]

 日本女子代表(なでしこジャパン)が中国女子代表を3-1で撃破し、決勝に勝ち上がった。連覇をかけた一戦は21日(日本時間26時キックオフ)、オーストラリア女子代表と対戦する。

「“マナドーナ”でしたね!」「“クミーニョ”だね!」。テレビ解説を務めた松木安太郎氏と大竹七未さんもニックネームを連呼して大興奮。FW岩渕真奈と途中出場のFW横山久美がゴラッソを連発して、なでしこが中国を撃破した。

 まずは岩渕だ。前半39分、MF隅田凛の縦パスを縦パスを吸い付くようなトラップで収める。右サイドからドリブルで相手を外すと、左足でGKの手を弾く豪快弾を蹴り込んだ。

「いい形で凛ちゃんから縦パスが入って、フリーで向けた。決めることが出来て良かった。みんなが頑張ってくれているので、自分はゴールという結果を残そうと毎試合頑張っている。もっともっとチームを助けられるように頑張りたい」

 次は横山だ。突き放すことに苦労していたなでしこだが、後半28分から勝負を決めるべく横山をピッチに送り込む。そして同40分、左でボールを受けた横山はエリア角45度の位置から右足を振り抜く。“ドライブシュート”はGKの指先を抜けて、ゴールネットに突き刺さった。

「とにかく1点取ってチームを楽にしたかった。ファーストシュートでゴールが入って良かった。自分の中では射程圏内。得意なコースでしたし、蹴った瞬間にゴールに入ると思った」

 さらに横山は後半43分に自ら獲得したPKを決めてダメ押し点を記録。同45分には自陣でPKを与えてしまったのはご愛嬌。とにかく大暴れだった。

 連覇へあと1勝。決勝の相手は宿敵オーストラリアだ。グループリーグの第3戦では、1点を先行しながらも終盤に追いつかれた相手。最後は“ボール回し”でケチもついてしまった。

 高倉麻子監督はオーストラリア戦へ向け、「私たちも一戦一戦成長していると思うので、思い切ってぶつかって、決着をつけたい」と気合を入れ直す。また岩渕も「前回引き分けてしまっているので、しっかり勝ち切れるように、チームみんなで頑張りたい」。決勝こそ文句を言わせない戦いを見せて、アジア王者としてW杯に向かいたい。

●女子アジア杯2018特設ページ

TOP