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なぜ、若きアタッカーは招集外となったのか!? “常連”久保裕也&“新鋭”中島翔哉

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FW久保裕也(左)とFW中島翔哉

 ハリルジャパンにコンスタントに名を連ねてきたFW久保裕也(ゲント)、そして3月のベルギー遠征でアピールに成功したFW中島翔哉(ポルティモネンセ)。24歳と23歳の若きアタッカーはともに、30日に行われるガーナ戦のメンバーから落選することになった。

 16年11月のオマーン戦でA代表でデビューを飾った久保は、17年3月のUAE戦で初ゴールを奪い、続く28日のタイ戦で2試合ゴールを記録。その後もコンスタントに招集されてきたものの、18日に発表されたメンバーに久保の名前はなかった。

 西野朗監督はチーム事情の影響があったと説明する。久保が所属するゲントは2日後にプレーオフのクラブ・ブルージュ戦が控えており、その結果次第で「27日までプレーオフというシビアなゲームを行う」可能性がある。「クラブにとって非常に大事な試合」であり、指揮官は「クラブに影響を与えるようなリストは出したくなかった」との考えを明かした。

 ロシアW杯メンバーは「基本的には、この27名からという考えは持っている」と話す一方で、久保に関しては「状況によっては追加招集もかなう段階。追加での招集も十分に考えている」と話している。

 昨夏加入したポルティモネンセで大ブレイクを果たし、10得点12アシストと破格の数字を残した中島は、3月のベルギー遠征でA代表に初招集され、史上30人目となるデビュー戦での初ゴールを記録。猛アピールに成功したと思われたが、ガーナ戦に臨むメンバーには選出されなかった。

 西野監督も「1年目から非常に結果を出した選手」と評価する一方で、持ち味を発揮する左サイドハーフでのプレーが多く、「ポリバレントではなかった」と複数ポジションをこなしていない上に、日本代表の左サイドハーフは「一番膨らむ、非常に成果を出しているポジション」であると説明。ガーナ戦のメンバーにはMF乾貴士やMF原口元気、MF宇佐美貴史らクラブで結果を残した選手がおり、「そういうバランスの中で今回は選出しなかった」と招集外とした理由を話している。

(取材・文 折戸岳彦)

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