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ガーナ戦でVAR採用へ、ブラジル戦の教訓生かしたい麻也「対応するしかない」

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DF吉田麻也は監督交代による変化も語った

 日本人監督の下での練習は素直に新鮮だった。西野朗監督が就任した日本代表のDF吉田麻也(サウサンプトン)は海外移籍前の名古屋でも外国人監督にしか指導を受けてこなかったこともあり、「プロになってから日本人の監督でプレーしていないので新鮮ですね」と語った。

 バヒド・ハリルホジッチ前監督体制からの変化については「練習自体が内容もテンポも違う」と指摘。自ら先頭に立ち、身振り手振りをまじえた激しい指導が特徴的だった前監督と違い、西野監督はここまで練習も手倉森誠コーチに任せ、目立った指示を出していない。

「(西野監督は)静観していますね」。そう印象を口にした吉田だが、「結構そういう監督は多い。アシスタントコーチが練習を主導して、ちょっと後ろから見ている監督は多い」と、特に違和感はないようだ。

 30日に行われるキリンチャレンジ杯・ガーナ戦(日産ス)ではビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が採用されることも明らかになった。ロシアW杯でも導入が決まっているVARだが、日本代表の国際Aマッチでは昨年11月10日にフランスのリールで行われた国際親善試合・ブラジル戦(1-3)以来、2度目の使用となる。

 ブラジル戦では前半6分に相手CKからPA内で吉田とMFフェルナンジーニョが交錯。この場面で主審の笛は鳴らなかったが、約2分後にVARにより吉田のファウルが取られ、先制点となるPKを与えてしまった。

 ブラジル戦後、「僕自身、ビデオ判定は初めてで、すごく教訓になった」と反省の言葉を繰り返した吉田はこの日、「ボックス内でのシャツの引っ張り合いとか、目に見えるプレーは気を付けないといけない。(W杯で)やるとなった以上、それに合わせて対応するしかない」と表情を引き締めた。

(取材・文 西山紘平)

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