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“コロコロFK”に手を伸ばすも及ばず、GK川島永嗣「壁の下を越えた瞬間…」

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FKから失点を喫したGK川島永嗣

[6.19 ロシアW杯グループリーグ第1節 日本2-1コロンビア サランスク]

 懸命にボールへ手を伸ばし、最後までかき出そうとしたが、わずかに届かなかった。日本代表GK川島永嗣は前半38分、MFフアン・フェルナンド・キンテロに直接FKを決められ、同点ゴールを喫した。試合後のテレビインタビューでは、失点の場面をハッキリとした口調で振り返った。

 前半3分に相手DFが退場し、直後のPKで先制点を決めた日本代表。1人多い状況での1点リードという圧倒的な優位に立ったが、ビルドアップに慌てる場面が続くなど、悪い雰囲気が漂っていた。そうした前半37分、MF長谷部誠がFWラダメル・ファルカオを倒し、PA右際でFKを与えてしまう。

 精度の高い左足を持つキンテロに対し、ニアサイドの壁を高くした日本代表。だが、狙われたのはジャンプした壁下だった。「壁の下を越えた瞬間、厳しいなと思った」。それでもボールに手を伸ばし、精一杯かき出した。だが、「何とか行けるかなと思ったんですが、ダメでした」。ゴールを告げる笛が鳴った。

 それでもハーフタイムには「1-1なので、自分たちのペースでできればもう1点取れるという話もした」(川島)という日本代表。FW大迫勇也が決勝ヘッドで2-1の勝利をおさめ、「厳しい状況が続きましたが、身体を張って良い結果が出てよかった」と笑顔で語った。

 5日後のセネガル代表戦では決勝トーナメント進出を懸けて戦うことになる。「初戦が大切と言うことでやってきたので、自信になりましたし、自信を胸に戦っていきたいです」。2010年の歓喜、2014年の悔しさ――。過去2大会でゴールを守った守護神は冷静に次の一戦を見据えている。


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