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不死鳥のごとく蘇った岡崎「また、ここからスタート」

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日本代表FW岡崎慎司

[6.19 ロシアW杯グループリーグ第1節 日本2-1コロンビア サランスク]

 別メニュー調整が続いていた。しかし、前日に全体練習に合流した日本代表FW岡崎慎司は、W杯グループリーグ初戦となるコロンビア戦のピッチへと送り込まれた。

 前半3分、いきなり日本にチャンスが訪れる。MF香川真司のシュートをPA内のMFカルロス・サンチェスがハンドで止めると、PKを得るだけでなくC・サンチェスにはレッドカードが提示された。ベンチから見守っていた岡崎は、「皆が興奮していたし、これがターニングポイントになると感じていた」。すると、このPKを香川がきっちりと沈めて先制に成功する。

 前半39分にMFフアン・フェルナンド・キンテロに直接FKを決められて同点に追い付かれながらも、後半28分にMF本田圭佑のCKをFW大迫勇也がヘディングで叩き込んで勝ち越しに成功。すると、同40分に岡崎がピッチへと送り込まれる。前線から激しいチェイシングで相手選手から自由を奪うだけでなく、パスコースを限定するなど後方に構える味方の負担を軽減した。

「すごくデリケートな時間帯だったので、とにかく前がしっかりすれば、後ろがだいぶ楽になると感じてやっていた」

 逃げ切りに成功したチームは2-1の勝利を収めて、白星スタートを切った。いきなりの出場にも「足は大丈夫」と不安はなし。「何よりも勝利を手にできたのが本当に良かった。皆、体を張れていたし、皆で勝ち切れた」と白い歯を見せつつ、「また、ここからスタート。もう一度、引き締めて今日やろうとしていたことを、90分通してできるかが大事だと思う」と次戦以降を見据えた。

(取材・文 折戸岳彦)

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