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ブーイングの中、“敗けOK”西野ジャパン…途中出場で状況伝えた長谷部「これが勝負の世界」

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長谷部「これが勝負の世界」

[6.28 W杯グループリーグ第3節 日本0-1ポーランド ボルゴグラード]

 試合終盤、ブーイングが鳴り響くスタジアムで、西野朗監督率いる日本代表は結果だけにこだわった。「もしかしたら見苦しいじゃないですけど…」。歯切れの悪いコメントをしたDF長友佑都だが、「目標は決勝トーナメントに行くということだった。目標を達成できてうれしく思います」と繰り返した。

 後半14分に先制点を奪われた日本。この時点ではセネガルとコロンビアがスコアレスだったため、3位でグループリーグ敗退になるところだった。しかし後半29分にコロンビアが先制。日本はセネガルと勝ち点や得失点、得点数、当該対戦成績のすべてで並ぶことになり、フェアプレーポイントで順位が決まることになった。

 終盤の時点で、少ないほうがいいポイント数は4-6で日本がリードする展開。その情報を耳に入れた日本イレブンは無理に攻めることなく、ボール回しを始める。つまり“敗けOK”、“このまま終われ”の指示が出された。敗退が決まっているポーランドも初勝利を挙げられることから、無理にボールを奪いにくることはなかった。

 後半37分から出場し、状況をピッチ上の選手たちに伝えたMF長谷部誠は「最後は他会場の結果も情報に入れながら、最後はもどかしいサッカーになったかもしれないけど、これが勝負の世界。次に行けることになったのは大きいと思う。次のベスト16の戦いに向けてやっていきたい」と話す。

 マイクを向けられた長友も「もしかしたら見苦しいじゃないですけど」とするも、「目標が達成出来てとにかくホッとしています。(決勝トーナメントでは)日本らしいサッカーをして泥臭く戦いたい」と目線を次戦に向けた。

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