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ベルギーとの再戦へ強気の原口「僕らのほうが変わった。そこは有利」

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ベルギー戦に向けて調整するMF原口元気

 スタメン6人を入れ替えたポーランド戦(0-1)で“温存”されたことにより、7月2日の決勝トーナメント1回戦・ベルギー戦(ロストフ・ナ・ドヌ)では再び運動量豊富な日本代表MF原口元気(ハノーファー)を見ることができそうだ。

「ポーランド戦もベンチで一緒に戦っていましたけどね。でも、体力的にはすごく戻ってきた。間違いなくトップのコンディションで行けると思う」。西野ジャパンきってのハードワーカーは次戦に向けて意欲をみなぎらせた。

 リスクを回避する戦略でグループリーグ突破を果たした日本に対して、国内外から批判の声が出ていることはもちろん承知している。ただ、「いつ明日がなくなるか分からない」という厳しい欧州で4シーズンを過ごしてきた原口としては、批判の受け止め方にも自分なりの考えがある。

「勝負の世界で生きていて、本当に国を背負って真剣勝負をしている人だったら僕らの気持ちが分かると思う。この3試合、僕らがどれだけ戦ってポイントを取ってきたか。見ている人なら分かること。だから僕は恥ずべき事ではないと思うし、突破したことに誇りを感じている」

 決勝トーナメント1回戦で対戦するベルギーにはFWロメル・ルカク(マンチェスター・U)、FWエデン・アザール(チェルシー)、MFケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・C)をはじめ、タレント陣がこれでもかというほどそろっている。

「普通にやっても勝てないレベルで、特別な試合をしないといけない相手」と、原口もその強さを認める。ただ、昨年11月のベルギー遠征で対戦し、0-1で敗れた当時と中心選手の顔触れはほぼ同じ。「どういう感じで来るかは分かっているので対策はしやすい」と言いながら、「逆に僕らのほうがいろいろ変わった部分が多いので、そこは少し有利かなと思う」と強気に言った。

 結成から実質わずか1か月あまりの西野ジャパンは、今や何をしてくるか分からない“策士集団”でもある。ベールに包まれた未知の力でベルギーに挑む。

(取材・文 矢内由美子)

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