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先発は1試合のみ…山口蛍「自分の力不足。4年後を目指すかどうかは…」

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ベルギー戦から一夜明け、取材に応じたMF山口蛍

 ロンドン五輪世代のリーダー格としてブラジルW杯に続いて2大会連続のW杯出場を果たした日本代表MF山口蛍(C大阪)だが、戦いから一夜明け、ベースキャンプ地のカザンで最後の取材に応じる表情には、ほろ苦さも漂っていた。

「初めて戦った(W杯)予選を苦しい中で突破して、本大会では出番は多くなかったですけど、それは自分の力不足。実際、出ていた選手のパフォーマンスはすごく良かったと思うし、だからそこに対しては悔いはないです」

 アルベルト・ザッケローニ元監督の下、ブラジルW杯では2試合に先発出場し、1試合に途中出場。合計のプレータイムは208分間だった。ハリルホジッチ前監督時代も中盤の狩人として欠かせない存在。しかし、西野朗監督の下で挑んだロシアW杯で先発はグループリーグ最終戦のポーランド戦(0-1)の1試合にとどまり、コロンビア戦(2-1)とベルギー戦(2-3)の2試合は途中出場だった。

 本大会前最後の強化試合となった6月12日のパラグアイ戦(4-2)ではゲームキャプテンを任されるなど、期待の大きさに疑いはないが、山口自身の心には多少の揺れがある様子だ。「4年後を目指すかどうか。自分のポジションには(井手口)陽介だったり、(大島)僚太もそうだし、若い選手がいる。今は(W杯が)終わったばかりなので、すぐに目指すとは言い切れない部分はあります」。考え込むように言葉を選んだ。

(取材・文 矢内由美子)

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