beacon

「硬くなる部分はあった」初戦…チームを救ったU-21代表FW三笘薫

このエントリーをはてなブックマークに追加

U-21日本代表MF三笘薫

[8.14 アジア大会GL第1節 U-21日本1-0ネパール チカラン]

 時には6バックとなるネパールに苦しめられた。しかし、3-4-2-1のシャドーの位置で先発出場を果たしたU-21日本代表MF三笘薫(筑波大)は、この試合唯一のゴールを奪ってチームを白星スタートへと導いた。

 前半3分にDF杉岡大暉(湘南)の縦パスを受けてPA内からシュートを放つなど、序盤から積極的な姿勢を見せた三笘が同7分に魅せる。MF渡辺皓太(東京V)の浮き球のパスから右サイドを駆け上がったMF長沼洋一(岐阜)が粘って折り返すと、ゴール前でフリーで待ち構えていたのが三笘だった。右足で丁寧に合わせたシュートは、相手GKの逆を突いてゴール右に突き刺さり、値千金の先制ゴールが生まれた。

 しかし、その後は最終ラインに6枚を配置するネパールに苦戦。三笘自身も思うようにパスを呼び込めず、圧倒的に攻め続けながらも追加点が生まれることなく、試合終了のホイッスルが吹かれた。

「初戦ということで硬くなる部分があった」中でも、チームとして22本のシュートを放ち、枠内を捉えるシュートは13本を数えた。多くのチャンスを作りながらも1点に終わったが、「しっかり勝ち点3を取れたのは大きい。次の試合に向けて良い弾みにはなったと思う」と、この日の勝利を中1日で行われる第2戦パキスタン戦へとつなげていく。

(取材・文 折戸岳彦)
▼第18回アジア大会特集ページ

TOP