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“本職”も任された天野純、「一番の持ち味」で代表初ゴールに意欲

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直接FKでのゴールに意欲を見せたMF天野純

 日本代表は9日、キリンチャレンジカップのコスタリカ戦が開催される大阪府に入って初めてのトレーニングを行い、非公開の戦術練習ではMF天野純がトップ下に入ったようだ。

 所属先の横浜F・マリノスではトップ下やシャドーなど2列目の位置を務める天野だが、唯一の実戦練習となった7日の紅白戦では中盤中央の3列目で出場。指揮官から「トップ下をやりたいのは分かっているけど、ボランチもやってほしい」と伝えられたことを明かしていた。

 だが、この日の非公開トレーニングでは2列目のポジションでも試された模様。「練習では1個前のポジションもやったので、監督がどういうタイプのトップ下を求めているのか、言われたことを理解しながらやって、そこから良さを出していきたい」と意気込みを述べた。

 また、今季のJリーグで2本を直接沈めているという左足FKに話が及ぶと、27歳の表情はさらに明るくなった。すぐに「FKは一番の持ち味です」とハッキリ主張し、「自信を持って蹴れているので、チャンスがあったら決めたいです」と初招集での初得点に向けて意欲を見せた。

 北海道胆振東部地震の影響で1試合少なくなり、出場争いはさらに熾烈なものとなった。だが、初めての日本代表で「もっと成長したい」という刺激を得た天野は「大阪で試合をして、北海道の人に見てもらって元気と勇気を与えたい」と2日後に迫るコスタリカ戦に向けて決意を語った。

(取材・文 竹内達也)

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