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公式記録はOG…幻のデビュー弾に佐々木翔「何とかならないですかね」

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前半16分、DF佐々木翔のヘディングシュートがオウンゴールを誘った

[9.11 キリンチャレンジカップ 日本3-0コスタリカ 吹田S]

 幻のデビュー戦ゴールとなった。日本代表は前半16分、MF中島翔哉の右CKにDF佐々木翔(広島)がヘディングで合わせると、ゴール前にいたDFブライアン・オビエドの頭に当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らした。

 場内では当初、佐々木の得点とアナウンスされたが、公式記録はオウンゴール。「結構強くヒットできたので、僕の良さは出たと思う」と振り返った28歳の左サイドバックは「オウンゴールになっちゃったみたいなので、しょうがないですね。何とかならないですかね、今からでも」と冗談交じりに笑った。

 28歳でA代表に初招集された森保一監督の秘蔵っ子が左サイドバックで先発デビューを果たした。先発を告げられたのは試合当日。それでも「緊張は思ったよりなかった。若干感じたけど、そこまでかな」と落ち着いていた。

「起用してもらって、その期待に応えたい気持ちがあった。それを結果で表現したかったし、勝てたことがまずよかった」。恩師の初陣で勝利に貢献し、安堵の表情を浮かべた遅咲きのニューフェイスは「高いレベルでやりたいし、また次(10月)、試合がある。そこに絡んでいけるようにまたJリーグでアピールしたい」と、代表定着への思いを強めていた。

(取材・文 西山紘平)

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