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クラブでは1トップも…堂安「守備をして怒られることも」

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MF堂安律は2試合連続で先発なるか

 ロシアW杯組との競争よりも“共存”を楽しみにしている。森保ジャパン初陣となった9月11日のコスタリカ戦(3-0)で先発デビューを果たした日本代表MF堂安律(フローニンゲン)。ロシアW杯メンバーの海外組6人が招集された今合宿ではMF原口元気らともポジションを争うことになる。

 それでも「どのチームに行ってもポジション争いはある。まったくおびえていないし、気にしていない。いつもどおり楽しんで、自分のプレーをしたい」と力説。この日の7対7のゲーム練習ではMF柴崎岳と2シャドーを形成したが、「今日もちょっとゲームをやったけど、動いたタイミングでパスが出てくる」と、練習の中から刺激を受けている。

 所属するフローニンゲンは直近の5試合で勝利がない(1分4敗)。堂安自身も6日のADOデンハーグ戦(0-1)には1トップで先発するなど、本来の右MF以外のポジションでもプレー。「自分としては右サイドのポジションを極めたい」が、与えられた役割を全うし、「クラブでは守備を免除されているというか、最後のところでパワーを使ってくれと。守備をして怒られることもある」と、攻撃で違いを生み出すことに専念している。

 代表では4バックなら右サイドハーフ、3バックならシャドーの位置でのプレーが予想される。デビュー戦となったコスタリカ戦では積極的なプレーで存在感を見せたが、決定機に決め切れなかったのも事実。「前回は良かったプレーもあったけど、まだまだできると思っているし、デビュー戦ということで“よくやった”という目で見られる。もっとできると思うし、こだわってやりたい」と、コスタリカ戦以上のパフォーマンスでチームの勝利に貢献するつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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