beacon

“52億円の男”中島翔哉、アップで先陣切るも「たまたまです」と笑顔

このエントリーをはてなブックマークに追加

ウォーミングアップで先陣を切った日本代表MF中島翔哉(ポルティモネンセ)

 “52億円の男”は強い相手に燃えるタイプだ。9月合宿に続いて日本代表の10番を背負うMF中島翔哉(ポルティモネンセ)は2日後に控えるキリンチャレンジカップ・ウルグアイ戦(16日・埼玉)に向け、いつも以上の調子で「すごく楽しみな試合」と目を輝かせていた。

 欧州メディアの報道によると、今冬の移籍オファーの額は52億円。世界から注目が集まる24歳だが、本人はいたって冷静だ。この日はウォーミングアップで先陣を切り、報道陣から心境の変化を問われるも、「たまたまです。ポルティモネンセでもたまにあるので……」と笑顔でかわした。

「守備は強いと思うし、攻撃は速くて、少ない人数で攻めてくる」。2日後の対戦相手のウルグアイをそのように評した中島だったが、一つも神妙な様子はない。「相手がすごく良い相手だし、何よりホームなので、良いサッカーで勝ちたい」とあくまでも前向きだ。

 9月に行われたコスタリカ戦(○3-0)では果敢な仕掛けを立て続けに見せ、吹田スタジアムに集まった観衆を何度も沸かせていた新10番。前回の鮮烈なプレーは記憶に新しいが、「相手が違うので違う試合になる」と制しつつ、「前回よりも良いサッカーを見せたい」とにこやかに語った。

 欧州組の合流で先発メンバーは変わる見込みだが、「誰が試合に出ても良いサッカーを見せられる可能性が高いので、誰が出ても同じように楽しくサッカーをしたい」と意識せず。「自分たちらしく楽しくサッカーすれば、良いサッカーになる」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)
●アジアカップ2019特設ページ

TOP