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「日本の勢いで消耗した」3度目来日のタバレス監督、ウルグアイの敗因を指摘

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日本代表の攻撃的な姿勢がウルグアイを上回った

[10.16 キリンチャレンジカップ 日本4-3ウルグアイ 埼玉]

 両チーム合計7ゴールという乱打戦。キリンチャレンジカップで日本代表に敗れたウルグアイ代表オスカル・タバレス監督は「私たちのチームとの違いは、より明確なチームができあがっているかどうか」と敗因をチームの完成度に求めた。

 71歳の知将にとっては3度目の来日戦。「お互いにもっと点が入ってもおかしくないほどチャンスがあった」と振り返ったように、序盤から思わぬ打ち合いの様相を呈した。前半10分、MF南野拓実の先制ゴールを皮切りに点を取り合う展開を迎えると、前半を2-1で折り返した。

「リードを奪われている状況で解決策が必要だった」というウルグアイはハーフタイムに2人の選手を交代し、立ち上がりに決定機を次々につくった。だが、GK東口順昭のビッグセーブに阻まれると、同点とした直後にMF堂安律の勝ち越しゴールが決まり、「日本の勢いで消耗してしまった」と追いつくことができなかった。

 試合前にはMFマティアス・ベシノの負傷というアクシデントがあり、直前での先発変更を強いられたが、代わりに入ったFWガストン・ペレイロが穴を埋める同点ゴールも記録。タバレス監督は「こちらに問題があったというよりも、日本代表がウルグアイを上回っていた」と素直に敗戦を受け入れていた。

 2019年夏のコパ・アメリカを見据えて「今日の結果だけを見るのではなく、進めているプロセスを踏まえながら俯瞰して判断することが必要」と長期的な視点を強調したタバレス監督。質問終了後には「常に暖かく迎えていただいて、素晴らしい国だと思う」と日本のファン・関係者に向けて感謝の言葉をつけ加えていた。

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