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キルギス戦に楽観ムード? 槙野が語った二つの“危険”

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楽観ムードに釘を刺した日本代表DF槙野智章(浦和)

 ここまで4試合を戦ってきた森保ジャパンにとって、初めての“対アジア勢”となるキリンチャレンジカップ・キルギス代表戦(20日・豊田)。国内で実施したトレーニングマッチの結果を受け、実力が大いに疑問視されている中、楽観ムードに日本代表DF槙野智章(浦和)が釘を刺した。

「格下だとか、相手を見下して試合に入るのが一番危険なこと」。FIFAランキング90位のキルギス戦を2日後に控えた18日、槙野は報道陣に対してキッパリと述べた。キルギスは17日、控え組中心の鹿島アントラーズとトレーニングマッチを実施したが0-2で敗戦しており、楽観視する向きはチームも「あると思う」という。

 来年1月に控えるアジアカップ前最後の公式戦ということで、前哨戦という位置付けもされているなか、「協会の意図もくみ取った上でやらないと」と語った槙野。「ただ試合をして、ただ終わりだけじゃダメ。最後の笛が鳴るまで、できることをやり切って点を取るというのを徹底的にやらないといけない」と力を込めた。

 16日のベネズエラ戦では出番がなかった槙野だが、不出場組を中心に行われた17日の公開練習では積極的にチームを盛り上げる姿が目立った。「あれくらいは普通」。そう謙遜した30歳は「どのカテゴリでもそうだけど、選手の間に温度差が出てくるのが危険。出ていない選手は出ている選手以上に頑張らないといけないし、出ていない選は出ている選手以上に準備しないといけない」と目の前の立場で全力を出し切る構えだ。

(取材・文 竹内達也)

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