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「だれとでも連係連動できるように」森保J、年内最終戦で新たな組み合わせをテストへ

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公式会見に出席する森保一監督

 日本代表は19日、試合会場の豊田スタジアムで公式練習を行い、20日のキリンチャレンジカップ・キルギス戦に向けて最終調整した。練習前には森保一監督が公式会見に出席。年内最終戦であり、アジアカップに向けた前哨戦となる一戦に向け、「ベネズエラ戦からは大幅にメンバーを代えてキルギス戦に臨みたいと思う」と、16日のベネズエラ戦(△1-1)からスタメンを大きく変更する考えを明らかにした。

 森保ジャパンの攻撃陣はFW大迫勇也の1トップを軸に2列目もMF中島翔哉、MF南野拓実、MF堂安律の若手トリオが定着しつつあるが、指揮官はベネズエラ戦後の記者会見で「チームとしてもう1セットくらい、選手層の幅とチーム力をアップさせて、より多くの選手が絡んでこれるようにやっていかないといけない」と指摘。来年1月のアジアカップに向け、チームの底上げを図る意向を示していた。

 ベネズエラ戦で右膝を打撲したDF冨安健洋はこの日もグラウンドに姿を見せず、別調整。森保監督が「なかなか彼に代わる選手がいないという現状はあると思う」と認める大迫のほか、キャプテンのDF吉田麻也ら主軸は残しつつ、キルギス戦では新たな組み合わせをテストする可能性もありそうだ。

「より長い時間、一緒にプレーしている選手たちがいるが、その選手たちがだれとでもコンビを合わせられるように、連係連動できるように、より多くの選手に絡んできてもらえるようにしたい」。チームとしてコンビネーションのパターンを増やしたい指揮官は「システム的な形としてはこれから考えていきたいが、まずはより多くの選手がだれとでも連係連動できるように、一人でも多くの選手が絡めるように、選手層を厚くしていきたい」と、4-2-3-1のシステムの中で攻撃のバリエーションを増やしていくつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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