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出番狙う室屋成、オーバーラップ連発も「こんなもんじゃない」

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右サイドで何度もオーバーラップをしかけたDF室屋成

[12.30 練習試合 日本代表2-0流通経済大]

 日本代表DF室屋成(FC東京)は30日、流通経済大とのトレーニングマッチで後半の35分間に出場。「タメが作れる選手なので上がるタイミングが作りやすい」というMF堂安律(フローニンゲン)とのコンビネーションからオーバーラップを連発し、自身のストロングポイントをアピールした。

 右サイドバックのポジションを争う相手はDF酒井宏樹(マルセイユ)。現状の日本代表メンバーの中では実力、経験ともにトップクラスの位置にあり、向き合う壁は高いのが現状だ。だが、年明けに控えるアジアカップは決勝まで行けば7試合。まさに控えメンバーも含めた総力戦が想定される。

「トーナメントなので総力戦になるし、どのタイミングでチャンスが来るか分からない。与えられたチャンスに向けて常に準備をしないといけない」。そう先を見据える24歳は、この日のトレーニングマッチで右サイドを上下に疾走。「気持ちはいつもと変わらない」と述べたが、停滞した攻撃の突破口となっていた。

「プレーしたいと常に思うし、アジア杯でもピッチに立って貢献したいという思いはある」と力強く述べ、出番は自らのアピールで勝ち取る構え。約1か月弱のオフ期間を挟んだため、コンディション的にはまだまだ不十分だといい、「身体がついてくればもっといいプレーができるし、こんなもんじゃない」とさらなる向上の余地をのぞかせた。

(取材・文 竹内達也)

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