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吉田麻也が現役引退の楢崎&中澤に言及「ずっと背中を追いかけてきた」

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公式会見に出席するDF吉田麻也

 9日のアジアカップグループリーグ初戦でトルクメニスタン代表と対戦する日本代表は8日、アブダビのアルナヒヤーン・スタジアムで公式練習を行った。練習前には森保一監督とDF吉田麻也(サウサンプトン)が公式会見に出席。質疑応答では吉田に対し、この日、現役引退を発表した元日本代表のGK楢崎正剛(名古屋)、DF中澤佑二(横浜FM)に関する質問も出た。

 名古屋の下部組織出身の吉田は07年から09年まで楢崎とともにプレー。中澤とは日本代表で一緒にプレーする機会こそなかったが、中澤の代名詞でもあった背番号22を11年アジアカップから引き継ぎ、日本の最終ラインを支えてきた。

「楢崎選手に関してはずっとあこがれの選手で、背中を追い続けてきた選手。中澤選手に関しても中澤選手が代表を去ってから同じ22番を引き継いで、ずっと背中を追いかけてきたし、今も正直、見えない背中を追いかけている感覚でいる」。国際Aマッチ89試合10得点の吉田に対し、中澤は110試合17得点。「試合数もゴール数も、まだまだ中澤選手に追いつけていない」というのは正直な思いだ。

「とにかく長い間お疲れさまでしたということと、これからまだまだ日本のサッカーに貢献していただきたいと思っている」。そうねぎらいの言葉を口にした吉田は、同じく昨季限りで現役を引退したGK川口能活(相模原)の名前を挙げ、「日本サッカー協会もそのキャリアを称えてこれからのセカンドキャリアをサポートしていただきたい。川口選手にも言えることだが、日本サッカーに貢献してきた選手を日本サッカー界全体でもっとリスペクトするべきかなと思う」と指摘。「お疲れさまでしたということと、これからも日本サッカーを一緒に成長させていけたらと思っている」と話した。

(取材・文 西山紘平)

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