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準々決勝からVAR登場…UAEで経験する塩谷「ずる賢くやるのも大事」

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VARの印象を語った日本代表DF塩谷司(アルアイン)

 アジアカップ8強入りを果たした日本代表だが、次の準々決勝からはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が採用される。昨夏のロシアW杯でも導入されていた新制度について、所属先のリーグ戦で経験を積むDF塩谷司(アルアイン)が印象を語った。

「こっちで試合をやる時はVARがある試合は多い」と述べたように、塩谷が所属するUAEのアラビアン・ガルフ・リーグはアジアの中でもいち早くVARを一部で導入。同じくVARが活用されたクラブW杯も経験しているため、最終ラインでプレーする選手の中では比較的この制度に慣れているほうだ。

 相手のゴールが取り消されることもあれば、自身のゴールが認められなかったこともある塩谷は、新たな判定システムを「助けられることもあるし、苦しくなることもある」と素直に受け入れる。ただ、DFとして気になるのはゴール前の局面。「特にPA内では気をつけないといけない」と警戒は欠かさない。

 その一方で、VARに気を払う必要があるのは両チームとも同じ。「うまく利用して、したたかにずる賢くやるのも大事」とも語る。「そういうふうにやる以上は適応しないといけないし、そこはみんな分かっている。普段やっているとおりにやれれば」と通常どおりの心構えを強調していた。

(取材・文 竹内達也)
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