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交代後に決勝点…シュート0の香川「途中から入った選手が違いをつくった」

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シュートゼロで途中交代となったMF香川真司(ベシクタシュ)

[3.26 キリンチャレンジ杯 日本1-0ボリビア ノエスタ]

 途中出場の3人で奪った決勝点には素直な賞賛を送った。日本代表MF香川真司(ベシクタシュ)はキリンチャレンジカップ・ボリビア戦に先発出場したが、ゴール前での好機を生かせず無得点。自身が退いた後に得点が生まれ、「途中から入った選手が違いをつくった」と振り返った。

「辛抱強くやり続けようと思っていたが、個人的には物足りない出来だった」。4日前のコロンビア戦で途中出場した香川は、ボリビア戦でロシアW杯以来の先発出場。しかし、4-4-2の強固なブロックを敷いて守る相手をなかなか崩せず、ゴールを導くことはできなかった。

「もちろん苦労するとは思っていたし、若い選手、初めての選手が本当に素晴らしいプレーをしてくれた。もう少し前で工夫できればよかったけど、試合の流れでやろうとしたけどフィニッシュで決め切れなかった」。

 交代間際の後半 22分には、途中出場MF堂安律からのスルーパスをペナルティエリア際で受けたが、「ファーストタッチがうまくいかなかった」ことでシュートに持ち込むことができず。代わりに入ってくるMF南野拓実への拍手がスタジアムのムードを盛り上げる中、シュートゼロのまま後半23分にピッチを退いた。

 その後、後半31分にMF中島翔哉のゴールが生まれた。得点シーンについては「前半のうちにスキは見つからなかったけど、やり続けた結果がスペースを生んだ」と指摘。「相手はボリビアから来て2試合目なので、ラスト15、20分は落ちてくると予想はしていて、それを途中から出た選手が活かした」という本音ものぞかせた。

 それでも、結果を残せなかったという事実は変わらない。「最後のところでボールは来ていたので、個人的にはチャンスを生かせなかった」。そうキッパリと受け止めた香川は「チームとして最初からうまくいくわけじゃないので、長い目で見てやらないといけない。今後はより継続してやり続けること。そういう考えが強い」と前を向いた。

(取材・文 竹内達也)

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