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17歳久保建英、19歳大迫敬介の抜擢に森保監督「彼らが勝ち取ったもの」

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 日本代表の森保一監督が23日、都内で記者会見を行い、6月のキリンチャレンジカップ2試合に向けた日本代表メンバー27人を発表した。GK大迫敬介(広島)、DF中山雄太(ズウォレ)、FW久保建英(FC東京)の3人がA代表初招集。森保監督はU-20世代からの抜擢となった19歳の大迫敬と17歳の久保について「年齢は関係なく、いいパフォーマンを見せているから招集させていただいた。彼らが勝ち取ったものだと思う」と選考理由を説明した。

「2人の選手は年齢に関係なく、チームの中で存在感のあるプレーを発揮している、結果につながるプレーをしているということを評価してA代表に招集した。シンプルにそれだと思う」。所属クラブでレギュラーに定着し、Jリーグで見せているパフォーマンスを純粋に評価した。大迫敬は広島で今季、新守護神に定着。久保も右サイドハーフの主力として今季無敗で首位を快走するFC東京の攻撃を牽引している。

 特に2試合連続得点中の久保について「直近の2試合で得点も奪っているし、チームを勝たせるだけの仕事をしていると思う。日本代表で(久保に)求めているのはクラブと変わらない。彼が攻撃に関わることで攻撃のアクセント、変化となり、緩急を織り交ぜながらゴールに向かっていく、守備網を崩していくことができる選手。クラブで見せているものを代表でも発揮してもらいたい」と期待した。

 同時に「彼らはまだまだ伸びしろもあると思う」と今後の将来性も含めての選出であることを認めた。「日本代表としてクラブとは違う経験をしてさらに成長してもらう。日本代表で経験したものをクラブに持ち帰ってもらって、クラブでさらに成長してもらうことを考えて招集した」と指摘。「これまで代表の活動を支えて、歴史をつないできてくれている経験ある選手がいる中で、彼が飛び抜けてその選手たちを追い越しているということではまだないと思うので、これまで代表を支えてきている選手たちの背中を見て学び、プレーを見て学び、言葉でもいろんなことを伝えてもらいながら、彼の成長につなげていってもらえればと思う」」とした。

(取材・文 西山紘平)

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