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麻也不在で昌子に求められる役割「パイプ役になりたい」

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トリニダード・トバゴ戦に向けて調整するDF昌子源

 キャプテン不在の中、DFリーダーの役割も期待されている。ロシアW杯以来の復帰を果たした3月のキリンチャレンジカップに続いて日本代表に招集されたDF昌子源(トゥールーズ)。3月に続いてDF吉田麻也(サウサンプトン)が不在となるが、「(吉田)麻也くんがいても麻也くんがDFリーダーをしないといけないかというと、そうではない。だれがではなく、全員でそういう気持ちを出すことが大事」と強調した。

 18歳の誕生日を迎えたMF久保建英ら初招集組がいる一方、GK川島永嗣、FW岡崎慎司というベテランもW杯以来の復帰を果たした。センターバックも32歳のDF槙野智章を除けば、23歳のDF畠中槙之輔、22歳のDF中山雄太、20歳のDF冨安健洋と、26歳の昌子からすれば年下が増えた。

「センターバックも自分より若い選手がほとんどになって、パイプ役になりたいし、少なからずW杯を経験させてもらって、そういう経験から伝えられることもある」。ピッチ内外で積極的にコミュニケーションを取る昌子は「下(の選手)と絡む機会が多い」という。

 5日のトリニダード・トバゴ戦は冨安とのコンビで先発が濃厚か。FIFAランキングでは93位と、日本の26位よりも下の相手だが、実際に映像も見て「FIFAランキングは参考になるようでならない。いい相手であるのは間違いない」と引き締める。「W杯予選が始まる前の大事な親善試合。ここから勝ち癖を付けていくことが大事」。森保ジャパン初出場となった3月22日のコロンビア戦は0-1で負けていることもあり、「前回はコロンビアに負けているので、次は勝てるようにしたい」と必勝を誓った。

(取材・文 西山紘平)

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