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「決めろ!」の声に応えて豪快ヘッド炸裂!U-16代表CB諏訪間「狙っていました」

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後半7分、U-16日本代表CB諏訪間幸成がヘディングシュートを決める

[6.14 U-16インターナショナルドリームカップ第2節 U-16日本代表 4-1 U-16ナイジェリア代表 ユアスタ]

 前半42分に緊急出場したU-16日本代表CB諏訪間幸成(横浜FMユース)が、ヘディング弾を決めた。2-0の後半7分、諏訪間はMF山根陸(横浜FMユース)の左CKをファーサイドでヘディングシュート。ゴール裏のアップエリアのチームメートたちから「諏訪間!」「決めろ!」という声が上がっていたが、その期待に見事に応えた。

「みんなから期待されているのは分かっていたし、自分もCKは得意なので狙っていました」。バックスタンド前でスライディングするゴールパフォーマンスを見せた諏訪間はその後、チームメートたちへ向けて人差し指を掲げてアピール。練習通りという一撃でナイジェリアを大いに落胆させた。

 日本はこの日、諏訪間投入前の前半27分に失点。ただし、交代出場の諏訪間はカウンターから失点したU-16ルーマニア代表戦の反省を活かせたという。「(ナイジェリアは)スピードもあるので、まず前を向かせないことと、スピードに乗られたらまず縦を切ってスピードを落として、そうしたら味方がカバーしてくれるので、そういうところを共有しながらやっていました」。

 初戦はカウンターから相手に長い距離を走られてしまい、それが失点に繋がったが、この日の後半はナイジェリアのカウンターをケア。またCB工藤孝太(浦和ユース)らとともに球際でも奮闘していた。試合終盤に危ないシーンもあったが、他のDF陣と連係してゴール前でしつこい守り。2点目を許さなかった。

 諏訪間は今回のU-16日本代表の中で、自分がDF陣を引っ張らなければならないという自覚を持って戦っている。そのために、まずは自分が切り替えの部分や球際の部分を徹底してチームを引き締めること。「練習でも自分が先頭に立って引っ張っていきたい」という諏訪間は、優勝の懸かる16日のU-16メキシコ代表戦へ向けて「この試合は日本代表として負けられないと思う。自分たちは日の丸を背負っているんで、その誇りを持って、責任感のあるプレーをして、最終戦も絶対に勝ちたい」。“優勝決定戦”でも誇りと責任感を持ってゴールを守り抜く。

(取材・文 吉田太郎)

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