“新顔”板倉のみ、香川ら落選…森保監督「ベストなメンバーということ」
いよいよ始まるカタールワールドカップアジア2次予選。森保一監督が初戦の命運を託したのは、これまで1年間の招集選手を組み合わせたお馴染みの顔触れだった。メンバー発表会見に出席した指揮官は「私がA代表の監督をしてきた中でベストのメンバーということで選考させていただいた」と理由を明かした。
昨年9月の初陣以来、五輪代表主体で臨んだコパ・アメリカを除けば合計16試合を戦ってきた森保ジャパン。その間、辞退や離脱した選手なども含めて計55人を呼んできたが、今回発表されたメンバー23人のうち22人は招集済みの選手が並んだ。唯一、コパ・アメリカ組のMF板倉滉(フローニンゲン)だけが“新顔”だ。
ロシアW杯の主力を招集しなかった昨年9月の初陣メンバーからはGKシュミット・ダニエル(シントトロイデン)、DF植田直通(セルクル・ブルージュ)、DF冨安健洋(ボローニャ)、MF遠藤航(シュツットガルト)、MF伊東純也(ゲンク)、MF中島翔哉(ポルト)、MF南野拓実(ザルツブルク)、MF堂安律(PSV)の8人が選ばれた。
植田を除く7人は1年間を通じて森保ジャパンの中核を担い、いまやチームに欠かせなくなった選手たち。植田は昨年9月を最後に長らく代表活動から離れていたものの、今年6月のキリンチャレンジカップで返り咲きを果たし、チーム事情で合宿には参加できなかったものの、コパ・アメリカを経てW杯予選への切符を掴んだ形となった。
ロシアW杯の主力が加わった昨年10月合宿のメンバーではGK権田修一(ポルティモネンセ)、DF長友佑都(ガラタサライ)、DF吉田麻也(サウサンプトン)、DF酒井宏樹(マルセイユ)、MF原口元気(ハノーファー)、MF柴崎岳(デポルティボ)、FW大迫勇也(ブレーメン)が選ばれた。この7人も変わらぬ存在感を放っており、上記の7人と合わせた計14人が森保ジャパンのコアメンバーと言える。
その他、今年3月のキリンチャレンジ杯でA代表初招集を迎えたDF安西幸輝(ポルティモネンセ)、DF畠中槙之輔(横浜FM)、MF橋本拳人(FC東京)、FW鈴木武蔵(札幌)の4選手が生き残りを達成。これに6月合宿で初招集だったGK川島永嗣(ストラスブール)、MF久保建英(マジョルカ)、FW永井謙佑(FC東京)が加わった形だ。
一方、森保ジャパン発足当初から常連だったDF槙野智章(浦和)、DF室屋成(FC東京)、DF佐々木翔(広島)、MF守田英正(川崎F)ら国内組を始め、アジア杯主力のFW北川航也(ラピド・ウィーン)、ロシアW杯主力のMF乾貴士(エイバル)、MF香川真司(サラゴサ)らは落選。厳しい競争の跡も見られた。
森保監督は会見で「これまでのベースをチームとして常に確認しながら、土台を大きくする、厚くする、高くすることをやっていければ」と継続姿勢を強調。一方では「招集してきていないが、日本代表としての可能性を見せてくれる選手はいる。次回の活動で選手が変わっていく場合もありうる」というエクスキューズも述べたが、ひとまずW杯予選の初陣は過去1年間の取り組みを進めていく道を選んだようだ。
(取材・文 竹内達也)
●カタールW杯アジア2次予選特集ページ
昨年9月の初陣以来、五輪代表主体で臨んだコパ・アメリカを除けば合計16試合を戦ってきた森保ジャパン。その間、辞退や離脱した選手なども含めて計55人を呼んできたが、今回発表されたメンバー23人のうち22人は招集済みの選手が並んだ。唯一、コパ・アメリカ組のMF板倉滉(フローニンゲン)だけが“新顔”だ。
ロシアW杯の主力を招集しなかった昨年9月の初陣メンバーからはGKシュミット・ダニエル(シントトロイデン)、DF植田直通(セルクル・ブルージュ)、DF冨安健洋(ボローニャ)、MF遠藤航(シュツットガルト)、MF伊東純也(ゲンク)、MF中島翔哉(ポルト)、MF南野拓実(ザルツブルク)、MF堂安律(PSV)の8人が選ばれた。
植田を除く7人は1年間を通じて森保ジャパンの中核を担い、いまやチームに欠かせなくなった選手たち。植田は昨年9月を最後に長らく代表活動から離れていたものの、今年6月のキリンチャレンジカップで返り咲きを果たし、チーム事情で合宿には参加できなかったものの、コパ・アメリカを経てW杯予選への切符を掴んだ形となった。
ロシアW杯の主力が加わった昨年10月合宿のメンバーではGK権田修一(ポルティモネンセ)、DF長友佑都(ガラタサライ)、DF吉田麻也(サウサンプトン)、DF酒井宏樹(マルセイユ)、MF原口元気(ハノーファー)、MF柴崎岳(デポルティボ)、FW大迫勇也(ブレーメン)が選ばれた。この7人も変わらぬ存在感を放っており、上記の7人と合わせた計14人が森保ジャパンのコアメンバーと言える。
その他、今年3月のキリンチャレンジ杯でA代表初招集を迎えたDF安西幸輝(ポルティモネンセ)、DF畠中槙之輔(横浜FM)、MF橋本拳人(FC東京)、FW鈴木武蔵(札幌)の4選手が生き残りを達成。これに6月合宿で初招集だったGK川島永嗣(ストラスブール)、MF久保建英(マジョルカ)、FW永井謙佑(FC東京)が加わった形だ。
一方、森保ジャパン発足当初から常連だったDF槙野智章(浦和)、DF室屋成(FC東京)、DF佐々木翔(広島)、MF守田英正(川崎F)ら国内組を始め、アジア杯主力のFW北川航也(ラピド・ウィーン)、ロシアW杯主力のMF乾貴士(エイバル)、MF香川真司(サラゴサ)らは落選。厳しい競争の跡も見られた。
森保監督は会見で「これまでのベースをチームとして常に確認しながら、土台を大きくする、厚くする、高くすることをやっていければ」と継続姿勢を強調。一方では「招集してきていないが、日本代表としての可能性を見せてくれる選手はいる。次回の活動で選手が変わっていく場合もありうる」というエクスキューズも述べたが、ひとまずW杯予選の初陣は過去1年間の取り組みを進めていく道を選んだようだ。
(取材・文 竹内達也)
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