beacon

「自分もその舞台に立ちたい」南野拓実、決意示したW杯予選初ゴール

このエントリーをはてなブックマークに追加

チームの2点目を決めたMF南野拓実(ザルツブルク)

[9.10 W杯アジア2次予選 日本2-0ミャンマー ヤンゴン]

 一方的な試合を展開していた中、勝利を決定づける2点目だった。ヘディングシュートでW杯アジア予選初ゴールを決めた日本代表MF南野拓実(ザルツブルク)は「重要なのは結果だったので、それを出せて良かった」と喜んだ。

 MF中島翔哉(ポルト)の華麗なミドルシュートで先制し、迎えた前半26分だった。「律と翔哉からクロスが上がることが多かったので、うまくマークをはがそうと」。左サイドに開いたMF堂安律(PSV)のクロスにフリーで反応すると、落ち着いたシュートがゴールマウスへ。「律が良いクロスを上げてくれた」と感謝した。

 後半はなかなか決定機を得点に結び付けられず、後半31分にFW鈴木武蔵(札幌)と交代。終わってみれば多くの決定機をつくりながらも2ゴールにとどまり、決定力を欠いた印象は残ったが、南野は「アウェーで難しい試合だったが、まず勝てたことが非常に良かった」と前向きに振り返った。

 前日までの2日間、アウェーのスタジアムで練習した経験も活きた。「昼から結構雨が降っていたし、水たまりくらいになってると思ったら、意外とボールがつなげるコンディションだった。やり方を大きく変えることはなかった」。ロングボールを有効に使いながらも地上でのコンビネーションも見せ、相手に狙いを絞らせなかった。

 とはいえまだ1勝。3年後の本大会を見据えた24歳は「自分もその舞台に立ちたいと思っているので、一戦一戦チームのためにプレーしたい。日本は絶対アジアで勝ち進んでいかないといけないチームなので、このラウンドはまだ続くけど、一試合一試合しっかり集中していければ」と力強く語った。

(取材・文 竹内達也)
●カタールW杯アジア2次予選特集ページ

TOP