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与えられた時間はわずか3分…前田大然「ダメだと思えたことが収穫」

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U-22日本代表FW前田大然

 動きの切れが違った。U-22日本代表FW前田大然(マリティモ)は、3日後に控えるキリンチャレンジ杯U-22ジャマイカ戦に向けて順調な調整を進めている。

 持ち味のスピードを練習中から存分に発揮。初速の違いで相手を振り切り、ドリブルはシャープ。シュートにも鋭さがあった。Jリーグがシーズンオフを迎えている中、ポルトガルのリーグ戦は14日、そしてリーグ杯は21日まで行われていたこともあって、「体は動けているのかなという感じ」と手応えもあるようだ。

 この日のフォーメーション練習では「久しぶり」という1トップの位置に。「自分は背負うタイプではない」。そう語ったアタッカーは、「自分の良さであるスピードを出すことがチームのためになる。自分がドンドン裏に抜けていくことで、シャドーも間で受けられるようになると思うので、そこは出していきたい」とプレーのイメージを膨らませている。

 11月に広島で行われたU-22コロンビア戦ではベンチスタートとなり、後半42分から投入された。与えられた3分間という短い時間の中では存分に持ち味を発揮することができず、悔しさを味わった。だが、「3分しか出られなかった。このままではダメだと思えたことが収穫」と前向きに捉えており、「楽しみ」というジャマイカ戦での爆発を狙う。

(取材・文 折戸岳彦)
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