beacon

「日本人だからと言ってもいいくらい」…MF安部裕葵が感じた手応え

このエントリーをはてなブックマークに追加

U-22日本代表MF安部裕葵(バルセロナ)

 練習期間は4日間。決して多いとは言えない期間だが、U-22日本代表MF安部裕葵(バルセロナ)は手応えを感じている。

 24日の初日は午後練習のみだったが、25日と26日には午前と午後の2部練習。合宿2日目にはフォーメーション練習に入り、3日目の午前中には攻守の確認、午後にはフルコートを使った11対11も行った。一貫してシャドーの位置でプレーしていた安部は、周囲との連係の高まりを実感しているようだ。

「初めてやったメンバーもいるし、森保(一)監督の指導はコパ・アメリカ以来だったけど、それでも、ここまでできるのは日本人だからと言ってもいいくらい。人に気を使えて、短期間での戦術理解も早いし、飲み込みも早い」

「試合でできないと意味がない」と答える一方で、「今日までの練習を見れば、とても良い練習ができている」と充実した表情を浮かべた。背番号10を背負う安部に、森保一監督も期待を寄せる。「得点に絡むプレーを期待したいと思うし、守備でもチームとしてアグレッシブに戦えるように。彼もこのチームでの活動は多い方ではないが、徐々に良さを発揮してくれていると思う」。

 年内ラストマッチ。「チームとして勝てればいい」と力を込めた男が、攻撃をけん引する。

(取材・文 折戸岳彦)
▼AFC U-23選手権タイ2020(東京五輪最終予選)特集ページ

TOP