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「一発FWがポンと取るのが大事」…初戦の重要性語るU-23代表FW小川航基

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U-23日本代表FW小川航基(水戸→磐田)

 何よりも重要な一戦になると感じている。AFC U-23選手権の初戦サウジアラビア戦が2日後に迫ったU-23日本代表。FW小川航基(水戸→磐田)は「一番大事」と表情を引き締めた。

 2日にタイ入りして6日目。30度を超える暑さにも慣れ、5日に行われた地元クラブとの練習試合では1ゴールを結果を残し、大会初戦に向けて弾みをつけた。だが、一喜一憂しない。FWである以上、「毎回、毎試合毎試合得点を取って、常に状態が良いところを見せていく」ことが重要だと感じている。

「虎視眈々と、足元をみながらやっていきたい」

 初戦の相手となるサウジアラビアのイメージは「縦に速い」。そして、「対人に強いCBがいて、空中戦が強く、セットプレーにも気を付けなければいけない」と警戒を示す。大会の今後を占う大事な初戦。小川も大会初戦が持つ意味を重く受け止めている。

「初戦は一番大事と言っていいほど。チームとしても難しい試合になるし、皆緊張もすると思う。そういった中で、どんなサッカーをしても勝ち点3を取れるかどうかはすごく重要なこと」

 当然、内容が伴った試合で勝ち点3をつかむことが一番だ。しかし、たとえ内容が悪くても勝利することが大事。そのためにもFWである自身が得点を奪おうと意欲を燃やしている。「チームの内容が悪く、ミスが多くても、一発FWがポンと点を取るのが大事。その役割を担えればと思う」。初戦まで2日。ストライカーはチームに勝利をもたらすゴールを奪うため、着々と準備を進めていく。

(取材・文 折戸岳彦)
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