beacon

完璧ボレーも報われず…FW岩渕「スペインがやっていたサッカーが理想」

このエントリーをはてなブックマークに追加

ボレーシュートを決めたFW岩渕真奈(写真右)

[3.5 SheBelievesCup第1戦 日本女子1-3スペイン女子]

 完璧なボレーシュートで同点ゴールを叩き込んだが、試合後の表情は晴れなかった。五輪出場権を持たないスペインに1-3で敗れた試合後、放送局のフラッシュインタビューに応じた日本女子代表FW岩渕真奈は「スペインがやっていたサッカーが理想」と相手を称えるしかなかった。

 0-1で迎えた前半44分、DF清水梨紗からのロングボールに完璧なボレーシュートで反応し、ループ性のボールを華麗にネットに流し込んだ。「触るので必死だったけど入ってよかった」。良い時間帯の同点弾に直後は歓喜の表情。それでも後半は再び劣勢が続き、同じような中盤でのボールロストから失点を重ねた。

「もちろん自分たちのボールを収めないといけないのもそうだけど、ビルドアップの部分から全員で共通意識を持って、立ち位置だったり……」。言葉を濁した岩渕は「スペインがやっていたサッカーが理想」と巧みなパス回しを繰り出す相手を称え、「もう一度しっかり立て直してやっていきたい」と力を込めた。

 またビッグセーブもありつつ3失点を喫したGK山下杏也加も「ボールを取ってもすぐ失っていて、ビルドアップ能力はスペインが上回っていた。自分たちがやりたいサッカーはスペインチーム」と悔しい表情。「ビルドアップがまったくできていなくて、W杯で学んだことがこの試合で生かされていない」と述べ、改善を誓った。

●東京オリンピック(東京五輪)特集ページ

TOP