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大迫勇也はカメルーン戦のみに出場可…”リスク地域”滞在でブレーメン帰還後に隔離措置へ

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日本代表FW大迫勇也

 ブレーメンは、FW大迫勇也に日本代表のオランダ遠征では9日に行われるカメルーン戦のみの出場を許可しているようだ。クラブのフランク・バウマンSD(スポーツディレクター)が明かした。

 世界サッカー連盟(FIFA)は先日、年内のAマッチデーの代表派遣において、一部の規定の変更を発表。所属クラブの所在地、或いは代表戦開催地の保険所により少なくとも5日間の隔離が義務付けられる場合や現地への移動に制限がある場合、クラブにそれらに該当する選手の派遣を拒否する権利が与えられている。

 ブレーメン州の保険所は、ドイツのローベルト・コッホ研究所が新型コロナウイルスの感染者が増加中の”リスク地域”に指定する地域との往来に関しては帰還後に5日間の自宅隔離を義務付けている。それに準じて、クラブは各代表の選手たちのそれら地域への派遣を拒否する決断を下したとのこと。

 そんな中、例外的な扱いを受けるのは大迫のみとなった。日本代表が2試合に臨むオランダのユトレヒトはリスク地域に含まれているものの、日本サッカー協会(JFA)と9日に行われるカメルーン戦に向けての同選手の現地入りと出場を許可することで合意に至ったという。

 ブレーメン専門サイトの『ダイヒシュトゥーベ』が伝えたコメントによると、バウマンSDは「彼はその試合(カメルーン戦)の直後にドイツに戻り、そのまま5日間の自宅隔離に入るということだ。そうすれば、木曜(15日)にはチームとの練習に合流でき、フライブルク戦(17日)は出場可能となる」と言及。つまり、13日に対戦予定のコートジボワール戦には出場しないことが明らかになった。

 今回のオランダ遠征に向けて大迫のほか、ブンデスリーガからは遠藤航(シュツットガルト)や鎌田大地(フランクフルト)、堂安律(ビーレフェルト)、ブンデスリーガ2部からはハノーファーの原口元気と室屋成がメンバー入り。それぞれコートジボワール戦後5日間以内に所属クラブでリーグ戦を控えているが、所属選手の出場を1戦目に制限したドイツのクラブは今のところブレーメンのみのようだ。

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