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3バックへの布陣変更を森保監督が説明「守備の対応を難しくさせる部分」

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森保監督

[10.9 国際親善試合 日本0-0カメルーン ユトレヒト]

 約1年ぶりとなる日本代表戦を終え、試合後のオンライン会見に応じた森保一監督は「連携的にうまくいかなかったり、カメルーンも非常に力のあるチームで受け身になったりすることもあったが、時間を追うごとに我々の戦いができた」と試合を振り返った。

 新型コロナウイルスの影響で日本国内の入国制限もあり、Jリーグでプレーする選手を招集できなかったため、史上初めて「オール欧州組」でのオランダ遠征。今年3月以降の国際試合がストップしたため、森保ジャパンにとっては2020年に入って最初の実戦となった。

「連携不足はありえるということで準備をしていたし、選手たちにも話はしていた。その中でまずは守備で無失点に抑えることができた。選手たちが粘り強く守ってくれたと思う。攻撃は連携不足でも画は合っているなと思ったので、次の試合に向けてやっていきたい」

 4-2-3-1でスタートし、後半は3-4-2-1にシステムを変更した指揮官は、3バックを試した理由について次のように説明した。

「準備の段階で昨日は4バックも3バックも試した。いつ使うのかは試合の状況を見て使っていくという部分では3バックを試さない選択肢もあったが、試合の流れを見て。選手たちも昨日、戦術に厚みをもたらすうえで必要だと前向きにやってくれていたので後半トライした」

 MF原口元気(ハノーファー)とMF伊東純也(ゲンク)にアウトサイドを託した森保監督は「攻撃の部分ではウイングバックの選手がワイドなポジションを取ることで、4バックの相手に対してより守備の対応を難しくさせる部分」と狙いを挙げた。守備面についても「相手のサイドバックの選手が前半かなり高い位置にきて守備の対応が難しくなっていた中で、3バックにして役割をはっきりさせることで相手の攻撃もある程度うまく止められるようになった」と手応えをにじませた。

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