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アピールに燃えるMF三好康児「自分にしか出せないものがある」

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日本代表MF三好康児

 多くのライバルがひしめく2列目のポジション争いに挑む日本代表MF三好康児は、「自分にしか出せないものがある」と自らの武器でアピールしようと燃えている。

 ベルギーのアントワープに所属する三好は、直近の2日に行われたリーグ戦で自身の1ゴールを含む全4得点に絡む活躍を見せた。「90分を通した中で、しっかりと勝利して結果を残せたのは自分の中でも評価できる部分」と調子を上げて日本代表に合流した。

 昨年6月に行われたコパ・アメリカのグループリーグ第1節チリ戦でA代表デビューを飾ると、続くGL第2節ウルグアイ戦でA代表初得点を含む2ゴールを記録するなど結果も残した。しかし、同大会のチームは東京五輪世代のメンバーを中心に編成されており、常連メンバーがそろったA代表への合流は今回が初となる。

 しかし、やるべきことは変わらない。「A代表だろうが、アンダーの代表だろうが、クラブチームだろうが、アピールしないといけない立場は変わらない。普段からやっていることをA代表でもアピールするだけ」と力を込める。

 持ち場となる2列目には、MF原口元気、MF伊東純也、MF南野拓実、MF鎌田大地、MF堂安律、MF久保建英と今回招集されたメンバーだけでも多くのライバルが存在する。だが、持ち味は異なり、三好も自らの武器で生き残ろうとしている。

「僕の特長はボールを触った中でチャンスを作っていくところ。左利きという部分もあるけど、ボールに触っていく中でチームとしてリズムを作り、個人で打開していく中で得点していくところは、自分にしか出せないものがあると思う」

 9日のカメルーン戦では出場機会が訪れなかった。だからこそ、13日のコートジボワール戦で出場機会をつかむ可能性は十分にあるだろう。「連係、連動の部分から相手を崩していくのは日本代表の特長。その部分をチームメイトと共有して相手を崩していく」とイメージを膨らませつつ、「個人的には、プレーする上では得点が大事になると思うので、しっかりゴールを狙っていきたい」と貪欲な姿勢でピッチへと向かっていく。

(取材・文 折戸岳彦)

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