beacon

3・25韓国戦決定も…反町委員長「ハードルを全部飛び終えたわけではない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

オンラインで取材に応じる反町康治技術委員長

 日本サッカー協会(JFA)は10日、日本代表が今月25日に韓国代表と国際親善試合を行うことを発表した。反町康治技術委員長はオンラインで取材対応を行い、「お互いにできる限りのベストメンバーでやろうという話で一致している。我々はそのあとに公式戦を控えているので、当然ながら制限がある中で、その時点でのベストメンバーでやるのは間違いない」と強調した。

 韓国戦の5日後となる30日にはフクダ電子アリーナでW杯アジア2次予選のモンゴル戦が無観客で開催予定となっている。「欧州組も含めて、ベストメンバーを考えている」と力説した反町委員長だが、世界各国では新型コロナウイルスの検疫措置が依然続いており、どこまで欧州組を招集できるかは未知数だ。欧州の中でも国や州によって検疫措置の内容は異なっており、クラブごとに粘り強く交渉、対応していく必要がある。

 マッチメイクを実現させるまでにはさまざまなハードルがあったが、「ハードルを全部飛び終えたわけではない。ハードルが10個あるとしたら、7つ目、8つ目かもしれない」と指摘。欧州組の招集や対戦相手の来日などで調整が必要な課題は残っている。

 新型コロナウイルスの影響で昨年はW杯アジア2次予選を含め、ほとんどの代表活動が中止となり、A代表としては昨年10月と11月に2度の欧州遠征を実施しただけだった。日産スタジアムで開催される韓国戦は、日本国内で行われる代表戦としては19年11月19日に行われたキリンチャレンジ杯・ベネズエラ戦以来、約1年4か月ぶりとなる。

 観客の有無に関して問われた反町委員長は、1都3県を対象とした緊急事態宣言が今月21日を期限としていることを踏まえ、「(韓国戦は)そのあとの開催になる。政府の方針、ガイドラインに沿って開催することになるが、できればお客さんを入れた中で、みなさんに希望と勇気を与える試合にしたい」と述べ、「日本で開催するということで、久しぶりの国内での代表活動になる。注目も浴びるだろうし、できる限りの対策をしたうえで活動する。最大限の努力をする覚悟でいる」と力を込めた。

TOP