[3.26 SAISON CARD CUP 2021 U-24日本 0-1 U-24アルゼンチン 東京ス]

　球際で上回られ、相手エースの一発に沈んだ。U-24日本代表の守備陣を統率するDF板倉滉(フローニンゲン)は「絶対に勝ちたかったし、五輪で金メダルを狙ってる中では結果がすべて。あの1本でやられた。こっちのペースになった時間もありましたが、決め切れなかった」と敗戦を振り返った。

　前半8分、19分にMFフェルナンド・バレンスエラがクロスバー直撃のシュートを放つなど、序盤からアルゼンチンに圧される展開。すると前半21分、ロングパスに走り込んだMFマティアス・バルガスがPA内深い位置まで侵入。板倉が対応したが、クロスボールを上げられると、中央でフリーにさせたFWアドルフォ・ガイチがヘッドで合わせた。

　前半は攻撃のリズムを作れなかったが、0-1で折り返した後半は改善。「後ろが重くならないように話した。守備からラインを上げてコンパクトにして、最終ラインが潰しにいこうと意識していた。それが少しはまったことで高い位置でボールを回せるようになった」と振り返った板倉は「そこからもう少し良いパスを2列目に付けられたらよかったので、それは次の課題かなと思います」と次戦を見据えた。
　
　中2日で再びアルゼンチンに挑む。コロナ禍によりピッチ外でのコミュニケーションは制限されているが、「もう一回しっかり話し合って、自信を持ってプレスにいくところ、カバーするところ、マークの受け渡し、ポジショニング、そういうところのコミュニケーションを取りたい」と前向きに語った。