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U-24日本vsU-24アルゼンチン 試合後の横内昭展監督会見要旨

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横内昭展監督

 U-24日本代表は26日、SAISON CARD CUPでU-24アルゼンチン代表と対戦し、0-1で敗れた。試合後、横内昭展監督がオンライン会見に出席した。

 以下、横内監督のオンライン会見要旨

横内昭展監督
—0-1の敗戦となったが、この結果をどのような形で受け止めているか。
「勝利を目指して戦ったので非常に悔しい。選手も同じように悔しい思いをしている。もう一戦、戦えるチャンスがあるので、そこに向けて準備をしているところ」

—どのようなところを課題として活かしていきたいか。
「映像ではアルゼンチンというチームの特徴を理解していた。ただ、実際のピッチで体感した時にうまくいかないことがあった。後半は選手の中でも修正できて、いいシーンもあったし、相手の激しいプレスにも自分たちでボールを動かせるようになった。もう1試合あるので、後半よりさらに良いふうに持っていきたいと思っている」

—田中駿汰選手がベンチに入っていなかったが理由は。
「練習後に足の負傷を訴えて検査に行った。肉離れの症状が出ていて、使えない状況になってしまった」

—アルゼンチンが強い相手というのはわかるが、賢さが日本代表の課題でもあると感じた。マリーシアをどのように選手から引き出すか。
「なかなか難しい問題でもあると思うし、ずいぶん昔からそういう話をされている。日本は日本らしい戦い方というのもあるし、ずる賢さも学んでいかないといけないと思っている。そういうプレーを海外遠征でも体感しているので、違った意味でのずる賢さを出していければと思っている」

—相手はオーバーエイジ選手を使ってきたが、オーバーエイジの選考に向けてイメージはできているか。
「オーバーエイジのルールがあるので、必要であれば考えていきたいと思っている。ただ今回の活動は24歳以下の選手で活動して、数多くその年代を見ていこうと今回の活動になった」

—リストアップしている候補はいるのか。
「数多くの候補がある。一人ずつ挙げるのは難しいが、森保監督とも話して詰めていきたい」

—アルゼンチンにやらせてもらえそうでやらせてもらえない、惜しいようでなかなか……というニュアンスをどう感じていたか。
「そういうスタイルはなかなか日本で体感できないようなところ。それを体感させてもらった。南米とやるときはそういうチームが多いので初めてではないが、よりしたたかで、よりサッカーを知っているプレーをしていたなと感じた」

—田川亨介選手に求めたものは。とくにデュエルの面で。
「デュエルの面では前線で戦ってくれて、守備もしっかり相手のディフェンスラインにプレッシャーをかけてくれて、よく走ってくれた。またボールもうまく縦パスを引き出すためにポジションをとろうとよく動いてくれていた。でも簡単には相手もそういったところにはボールを入れさせないので、数多くのボールを引き出すことはできなかった。そういう努力はしてくれた」

—田川選手にこれから求めていきたいものは。
「背後への飛び出しというストロングポイントを持っているのでそれを活かしてもらいたい。ただそればかりではいけない。スペースを消されたりした時はポストで受け、味方に預けるところ、そこから背後に出るというところの精度は上げてほしいと思っている」

—選手の特長が活きる布陣で臨んだ中、期待どおりのプレーができない選手がいたが。
「アルゼンチンに関しては予測していて、ある意味で予測どおりだった部分もあった。ただピッチの上で体感している選手は映像で見ているよりも、強かったり、速かったり、切り替えが早かったりというのが想像よりあったのかなと思う。ただ時間とともに少しずつ慣れてきて、やれるようになったと思う」

—後半に押し込めるようになったのは慣れた部分が大きいのか。それとも引いて守ってきたからなのか。
「両方だと思う。1点目を取った後もブロックを引いてきて、後半もそうしてきた。南米予選でもそれはやっていたし、相手が引いた時に押し込んで決定機までという場面を回数的にもう少し増やしたかった」

—三笘薫選手をの途中交代し、久保建英選手は90分間プレーしたが、予定どおりの交代だったのか。
「試合を見て判断した。三笘に関しても久保に関しても、途中で建英を変えるとか、薫を替えるとか最初から考えていたわけではない。試合を見ながら判断した。」

—久保選手と三笘選手が初めて同じピッチに立ったが、2人の連係面はどう評価するか。
「二人ともそれぞれのプレーは尊重しあっている面が強いと思う。そういう意味では練習から見ていても、阿吽の呼吸が彼らにある感じがする。ただそれが今日効果的に、数多く発揮できたかというと、アルゼンチンさんになかなかやらせてもらえなかった」

—旗手怜央選手を左サイドバックで起用したが、かなり苦労していた。サイドバックとしての彼の評価、また今後はどう起用しようと考えているのか。
「彼と三笘はクラブでもいい関係でプレーしているので、コンビネーションに期待していた。ただ今後ずっとそこで使うかというと、まだそこまで考えてはいない。クラブでそこで輝いているということで、攻撃の良さを少し出そうと思って起用した」

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